バラ積みピッキングとは?
バラ積みピッキングとは、バラバラの状態で積まれているワークをピッキングする作業のことです。
コンテナの中で様々な方向に積み重なっているワークを一つずつ取り出して、製造ラインに流したり、
仕分けをするために行われます。
バラ積みピッキングの課題
ロボットでバラ積みピッキングを行うためには、位置や姿勢、向きがバラバラで積まれているワークの状態を
正確に認識する必要があります。ところが現在の技術では、大きなワークのピッキングは出来ても、
小さいネジなどのワークは高性能3Dカメラをもってしても大きなひと塊として認識してしまうという課題があります。
マグネットピンで挑戦
山積みになったネジを一つずつピッキング
フィーダー等の振動機器を使わない小径ネジや小部品のバラ積みピッキング自動化を、
カネテックの「マグネットピンセット」+協働ロボット+2Dカメラで実現!
自動制御システム構築は、テックマンロボの正規代理店であるナベルホールディングスとタイアップ。
自動化モデルのユニットをJIMTOF2024に出展しました!
整列治具のアイディアも!
新発想のネジ整列器
マグネットにより吸着搬送する際、とり上げたワークの向きはすべてランダムになり、
フィーダーなどを活用して整列させる必要があります。
カネテックは治具開発のノウハウを活用し、ネジを無作為に放り込むだけで動力を必要と
せず整列させることができるネジ整列器の仕組みを考案。ピッキングしたネジを、スムーズに次工程へ送り込む自動化ラインの強い味方となるよう製品化を目指します。