カネテック株式会社 KANETEC

本製品は湿式加工、乾式加工のどちらにもご使用頂けます。 湿式加工の場合は加工液を用いることでオープンポート(ワークで塞がれていない吸引口)のマスキングが不要となりますが、 乾式加工の場合は一定程度の範囲をマスキングして、オープンポート数を制限する必要があります。
①圧縮エアーの接続

専用真空源装置に工場エアーを接続してください。この時、バルブは閉じておいてください。
②真空チャックとの接続

チューブAはバルブAへ接続、チューブBはバルブBへ接続してください。
接続時は全てのバルブを閉にしてください。
バルブA=真空 バルブB=逆噴射 バルブC=排出
③ワークセット

任意の位置にワークを置いてください。
ここではストッパ使用をしていませんができるだけ横ずれ防止のストッパをご使用ください。
また、できるだけ吸引口がワークにかかる位置を選んでください。
④サポート液塗布

チャック面全面に加工液を塗布してください。
この作業が、安定した吸着力を得るために最も重要な作業です。
⑤真空バルブの開放

3ヶ所のバルブが閉の状態であることを確認し バルブAを開にしてください。
⑤真空バルブの開放

真空源装置の真空計で真空度が0.080MPa以上に維持されていることを確認してください。
⑥ワークの固定確認

真空源装置の真空計が安定しましたら、必ずワークの吸着状態を確認してください。
吸着力が不足しているようでしたらオートバルブのリセット作業(後述)後、再度固定作業をしてください。
加工作業開始   →   加工作業終了
⑦ワークの取り外し

バルブAを閉にしてください。
⑦ワークの取り外し

バルブCを開に してください。この作業で真空破壊となりワークが外れます。
⑦ワークの取り外し

ワーク取り外し完了。
⑧オートバルブのリセット作業

バルブBを静かに開放してください。
圧縮空気によりオートバルブ内のスラッジ・加工液を放出します。
バルブCからはチャック内に残留した加工液・スラッジを排出します。
※注 バルブBの開放は必ず静かに行ってください。急に開放すると加工液、スラッジが勢いよく飛び出し、目に入るなどの事故の原因になります。
⑧オートバルブのリセット作業

エアーを吐出させながらゴムスクレーパ等で作業面をクリーニングしてください。
⑧オートバルブのリセット作業

吐出物がなくなりましたら、逆噴射によるクリーニングは終了です。
⑧オートバルブのリセット作業

ウエスで水分を拭き取ります。
⑨バルブの閉作業

バルブB・Cを閉にして作業完了です。

⑦~⑨をオートバルブのリセット作業と称します。吸着動作の不具合やオートバルブの故障の原因になりますので、オートバルブのリセット作業は確実に実施してください。
作業の流れは湿式条件と基本的には同じですが、乾式のため「オートバルブ塞孔サポート液塗布」ができません。
従いまして、マスキング可能なオープンポートを以下の要領でできるだけマスキングしてください。

⑩作業の説明

①アクリルプレート等をワークに当て、オープンポートを塞いでください。
プレートをワークに当てることで、横ずれ防止のストッパの役になります。

⑩作業の説明

②マスキングテープ等で、ワーク周辺のオープンポートを塞いでください。
この場合、30ヶ所程度はオープンポートのマスキングを実施しなくても、全ての吸引口をマスキングした時と同様の固定力を得ることができます。
(30ヶ所は専用真空源装置VPU-E10-AVを使用時の目安です。)

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