プロメルタシステム Q&A集

1. Q:固定剤(プロメルタワックス)とは何か?

A:当社が独自に開発した接着剤の一種で、温度差により溶融、固化するものです。組成は蝋燭(ろうそく)に近く、人体に対しての安全性は高いと言えます。


2. Q:融解温度は何℃か?

A:標準タイプで約65℃です。


3. Q:固定剤の繰り返し使用については?

A:加工前であれば何回繰り返しても可能です。但し加工後は研削粉が混じるため繰り返し使用は避けてください。


4. Q:固定力はどの程度か?

A:材質によりレベル差はありますが、標準タイプで超硬、SUS、アルミ、セラミック、ナイロンなどは10〜15kg/cm2以上です。


5. Q:切削加工に対応するか?

A:固定剤の特性より衝撃に対し耐力が低く、基本的には研削用途の対応となります。


6. Q:固定力は加工液、加工熱の影響を受けないか?

A:スピンドル油以外の加工液に関しては、ほとんど影響を受けません。加工熱に対しても独自の制御で影響を受けることはありません。


7. Q:加工後、ワークに付着した固定剤をどう処理するのか?

A:アセトンなどの溶剤で簡単に取り去ることができますが、量、大きさなどにより超音波洗浄器と専用クリーナーをオプションとして設定しています。又、洗浄液がワークに与える悪影響は一部材質(ポリプロピレン)以外ほとんどありません。


8. Q:チャックに耐水性はあるか?

A:電磁チャックレベルであり、湿式対応仕様です。


9. Q:マグネットチャックと比べてのメリットは何か?

A:
1)ワークを吸引しないで固定が可能ですので、歪取り加工が容易に行えます。 
2)マグネットチャックでは固定できない様な小さなワークも強力に固定ができます。


10. Q:冷凍チャックと比べてのメリットは何か?

A:
1)安定した固定力を得ることができる点。冷凍チャックは好条件ではプロメルタシステムの1.5倍の固定力を得ることができますが、条件が悪いと50%程度となってしまいます。
2)湿式加工が可能である点。冷凍チャックは、研削液を使用すると氷解し、ワークが固定できなくなります。
3)加工時の温度がプロメルタシステムはほぼ室温に対し、冷凍チャックは約50℃の温度差があり、精度的に不利と言えます。


11. Q:加熱時作業面の変位は発生しないか? 

A:加熱時は、面板の変位は発生しますが、冷却時はほぼ1〜2μレベルの誤差で、加熱前の変位に復帰します。


12. Q:加工精度はどの程度のレベルか? 

A:ワーク形状、材質により変わりますが、テストカットデータをご参照ください。


13. Q:接着層が精度に与える影響はないか? 

A:接着層の厚みは5〜10μありますので、寸法精度に一定程度影響します。


14. Q:消耗品、メンテナンスについては?

A:消耗品は、固定剤(プロメルタワックス)を購入していただく必要があります。        
メンテナンスは、2年に1回制御装置の冷却液を交換する程度です。(市販の冷却水です) 


15. Q:チャック部のサイズの特殊対応は可能か?      

A:現在ラインナップされている1218,1530,2050以外、当面特殊サイズは対応できません。 


16. Q:固定剤の使用量とワックスのコストは?

A:100×100の表面に固定剤を薄く塗った時の1回の固定剤のコストは約15円となります。


17. Q:プロメルタシステムの納期はどの程度か?      

A:受注後2ヶ月で納入可能です。