
サインバーチャックの角度の固定方法は?

2つの方式があります。
a)回転可傾式
チャック本体が両側に配置した可傾台で支えられており、軸から出たアーム先端にブロックゲージを挟んで角度設定を行います。(写真1)
両端のロックレバーを押し下げることで設定角度で固定されます。(写真2)
この方式は主に、電磁式,永電磁式に適用されますが、一部永磁式もラインナップしています。
可傾台は、研削マシンのベッドにボルト固定で取り付けられます。
 
b)サインプレート式
サインプレートにマグネットチャックを搭載したモデルで、チャックの一端に回転軸、他端にブロックゲージ台を備えています。挟み込むブロックゲージに対応した角度が設定されます。
回転軸に固定ネジがありますが、ネジは角度設定を安定化するためのものであり、それ自体に角度をロックする力はありません。ブロックゲージに乗ってくるマグネットチャックの自重で角度が固定されます。
この方式のサインバーチャックは一般に、他のマグネットチャック(研削用チャックKET形など)の上で磁力固定して使用します。これ自体にクランプ機能を持っていません。
この方式の製品は永磁式サインバーチャックとしてラインナップしておりますが特別注文品として電磁式,永電磁式も製作いたします。
[SBP-R1530S-B]
ブロックゲージを使用した角度の読み方
精度保証
サインバーチャックの角度精度は100mm巾に対し、0.007mm以下の高精度仕上げです。
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